BTを特徴づけるものは理論や内容そのものではなく.
問題へのアプローチの仕方にある.
診断よりも問題行動を維持する要因に注目する.
病気が起こる前からある原因や誘因ではなく,
病気が起こったあとに起こる変化や結果に注目し,
結果を操作することによって病気を変えようとする。
BTは本来的には個人個人の個別の問題に合わせて,テーラーメイド方式で行われる.
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もちろん診断がついて原因がわかれば一番いいのだけれど
そうでない場合も多い
診断と原因が分かったとしても
介入は、問題行動を維持する要因をターゲットとしていい場合も多い。
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対人関係療法も同じような話で
対人関係の変化や結果に注目し
対人関係を操作することによって病気を変えようとするのが
対人関係療法である、私なりの理解としてはそうなる
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対人関係に着目することとほとんど同じなのだが
コミュニケーションに着目するのが私としてはいいと思う
(これも対人関係療法で言われていることで、コミュニケーション分析という)
別段対人関係に問題がない場合でも
コミュニケーションに問題がある場合はあるものだ
そこをとりあげてもっとファインなコミュニケーションにしていれば
多分患者さんにとっての利益になるだろうと思う