Jeder nach seinen Fähigkeiten, jedem nach seinen Bedürfnissen!

Jeder nach seinen Fähigkeiten, jedem nach seinen Bedürfnissen!

「能力に応じて働き、必要に応じて受け取る」、あるいは「各人からはその能力に応じて、各人にはその必要に応じて

Jedertが1格でJedemが3格なのかな

「各人はその能力に応じて、各人にはその必要に応じて」くらいのイメージでとらえている。

各人はその能力に応じて献上し、各人にはその必要に応じて分配される。キリスト教教会のチャリティや互助会などはそんな雰囲気がある。

実現にはあと2万年くらいかかりそうだ。人類の進化はこの美しい理想の言葉にはまだ遠い。

「低次の段階の共産主義社会」(社会主義段階)を自称していソビエト連邦では、「能力に応じて働き、労働に応じて受け取る」のスローガンが用いられた。

ビューリタニズムなどはこれに近いものがあると思うが、そのような感想は、私がどちらからも遠い存在だから思うことなのかもしれない。

このような共同体の試みもあったが長くは続かなかった。

大家族主義はこれに近いところもあると思う。親類血縁の人たちの幸福を実現する責任が自分にはあると語っていた人を思い出す。しかし大家族主義もやはり、場合によっては支配の道具となり搾取の構造となる。

国家は大家族の家長を「小権力者」と定め、統治に利用したとも考えられる。

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各人はその能力に応じて「誰に」献上し、各人にはその必要に応じて「誰から」分配されるかを考えると、「国家」が代入されれば共産主義だろうし、「血縁」が代入されれば大家族主義なのかもしれない。

そして顔の見えない「誰か」に献上し、また顔の見えない「誰か」から分配されることは、かなり人間性に反することの様である。少なくとも、顔が見えて、行動の子細も分かる人間に献上し、その人から分配されるようなら、人間の感情として落ち着くところもあるだろうと思うが、そのような人格がそんなに数多く存在するとも思えない。

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