安全基地
愛着理論のうちエインスワースによって提唱された概念で、人間の愛着形成の基本をなす概念です。自身が愛着対象に物理的にも心理的にも保護され、安心できると思える状態(認知)にあることです。安全基地を持つことにより、様々なことに挑戦したり、辛い境遇や危険もを乗りこえていくことが出来るようになります。
治療の中で、治療者が患者さんの安全基地となることにより、過去の辛い体験や苦痛に向き合い、それが現在にのような影響を与えているか振り返り、これまでコントロールできなかった感情や行動を変える活力になるとされます。