民主主義の現在

・現在の高齢者と若年者を比較して、右翼的か左翼的かと言う話が出る。
・高齢者は、戦争を体験した人が周囲にいて話を聞いてもいた、戦後民主主義的な教育を受けた、憲法の基本原則である平和主義、国民主権、基本的人権などに親しみがある。教育現場では日教組が元気だった。だから頑固にリベラルなのではないかとの意見があるが、それは誤解だとの意見もある。
・戦争の記憶、戦争の反省、戦後民主主義的教育、これらは軒並み無駄だったと評価されるとの意見がある。
・若年者は教育基本法の改定などもあって、教育現場が右傾化した、高速ネット通信やスマホに親しんでいて、影響を受けやすい。だから右傾化するという意見があり、それは誤解だとの意見もある。
・実際は、どの国でも、だいたい高齢化すると右傾化するとの意見がある。右傾化とは何かの定義は難しいが、この言葉を使わないとすれば、現状維持で、現政権を肯定する勢力、移民や隣国に対して排他的、と言い換えればいいとの意見もある。
・日本の現状では、高齢者は熱心に選挙に行く、そして政権党に有利な投票をする。だから政権党は高齢者に有利な政策を維持する。若年層はそもそも選挙に行かない。行ったとしても、政権党を支持する割合は低い。これが実際の選挙だとの意見がある。つまり、頭皮用行動から見ると、高齢者が右翼的である。
・たとえば右翼的雑誌の購読者は、高齢者が多いらしい。
・投票行動とは別に、SNSでの発信行動を見れば、若年者に右傾化があると言われる(ネトウヨ)。しかしそれは、右翼的発言が誰にも分かりやすくて、感情を刺激し、注目を集めやすい、したがってお金になるからだと言われている。時間を経過するごとに、より注目を集めようとして、右傾化の程度は極端になる。韓国や中国に対しての意見などが分かりやすい。
・日本の太平洋戦争後の戦後処理を見ると、簡単に要約すれば、共産主義に対しての防波堤、不沈空母として機能させるために、アメリカは、日本の戦時中の良くない伝統を残してしまった、しかし一方ではアメリカ絶対服従は保持されている。当然矛盾も噴出するが、さほど大きな論点にはならないで経過している。反アメリカ的な勢力は早いうちに摘み取られる。
・エドマンド・バーク的な保守主義、つまり、理想主義や理性主義では現実社会はうまくいかない、昔から存在するものはそれなりに理由があるので、簡単に廃止すべきでもない、社会が進歩するとしても、古いものも生かしつつ、ゆっくり進むべきものだ。王をギロチンで処刑するなど、間違っているというような考え方であるが、この意味での保守主義が日本に根付いているとも思えない。選挙に勝てばそれでいいとする主義があるだけである。
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以上のような考えを書いているサイトがあった。
経済成長が鈍ってくると政治的に先鋭になるのはユーロでも見られている。

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