瞑想療法メモ 52 瞑想の6つの段階(ステージズ・オブ・プラクティス)

瞑想療法メモ 52 瞑想の6つの段階(ステージズ・オブ・プラクティス)

瞑想の6つの段階(ステージズ・オブ・プラクティス)
最初の3つは「気づきの段階」、後半の3つは「高度な発展の段階」

A.「気づきの段階」
① 自分の心がコントロールできていないと気づく 自分の思考や感情を完全には制御できないことを理解する。
② 習慣的な思考・行動パターンに気づく 繰り返し生じる思考や行動の癖を認識する。
③ 思考の仕組みを深く理解する 1つの考えが、感情や体の反応(筋肉の緊張など)を生むことを観察する。

第1段階「気づきの段階」の重要性

私たちは普段、自分の心を完全にコントロールできていない。
この事実に気づくことが、瞑想の出発点となる。
例:
「私は、自分の思考や感情をほとんどコントロールできないことを痛感した。
まるで心が勝手に動いているようだった。
これまで、自分の心の働きに無関心だったことに衝撃を受けた。」

B.「高度な発展の段階」

④ 特別な能力が発達する 集中力や自己制御力が高まり、心がより明晰になる。
⑤ 超個人的な体験(トランスパーソナル・エクスペリエンス)が生じる 他者との一体感や深い慈悲心が生まれる。
⑥ 心の安定化(ステビライゼーション) 一時的な悟りの体験が、持続的な平和と幸福に変わる。

🔹 第6段階:心の安定化
最初は一時的だった「落ち着き」や「喜び」が、日常的なものになる。
深い平穏や幸福感が、生活全体に広がっていく。

ある仏教の瞑想マスター
「私は20年以上、怒りや苛立ちを感じたことがありません。」
「夜は1〜2時間しか眠らず、心は常に静かで穏やかです。」
「1人の時は、純粋な意識の中に心が安らぎます。」
「人と接するときは、その意識が自然に慈愛や思いやりとして表れます。」

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