芸能。一方には能があり、一方にはブロードウェイのミュージカルがある。
微妙な動きで大きな感情を伝えるものと、大げさな歌と踊りで感情を伝えるものがある。
ミュージカルは大げさすぎて、あの過大な表情を見ると、能の静かな深さが懐かしくなる。
よく言われることだが、学校生徒の合唱コンクールで、
生徒さんが目を大きく見開いて、口をパクパクさせていて、
懸命に訓練されたのは理解できるが、
それ以上のものではない感じがする。
コンクールで勝つためには、そのようなことが必要なのだと思うが、
それで誰が幸せになっているのだろうか。
大げさに、これでもかと伝えるのは、多文化社会の大衆消費社会で必要なことなのだろうと理解はするが了解はできない。