実存メモ136
実存主義の思想家(エーリッヒ・フロム、アブラハム・マズロー、マルティン・ブーバーなど)は、「本当に相手を思いやるとは、相手の成長を願い、その人の内に新しい何かを生み出そうとすること」だと考えた。
ブーバー(1965)は「展開(Unfolding)」という概念を提唱した。
教育者やセラピストは、「相手の中に元々あったものを引き出す」ことが役割である。
この「展開」という考え方は、「何かを教え込む」ことを目的とする他の治療アプローチとは大きく異なる。
この「展開」は、「出会い」や「実存的な対話」を通じて起こる。
実存メモ136
