実存メモ142
宗教との関係
「意味・知恵・道徳・よい人生——これらは神を信じなくても手に入れられます。」
「宗教が人を安心させ、道徳的に感じさせるのは当然です。 それはもともとそういう目的で作られたものだから。」
「あなたはどうやって生きるのかと聞きましたね。私はこう答えます。」
私は、医師として人を助けることに人生の意味を感じています。
私は道徳的に生きています。
私は周りの人々に思いやりを持っています。
私は家族や友人との愛情に満ちた関係を大切にしています。
宗教がなくても、道徳的な人生を送ることはできます。
ヤロムは、決して人の信仰を否定したいわけではない。
しかし、強い宗教的信念が「実存的な悩み」を考えることを妨げる場合がある。
ほとんどの文化は、人間が実存的な悩みに正面から向き合わないようにする「信念体系」を作っている。
実存療法の課題は、以下の3つを両立させること。
クライアントの信念(文化や宗教)を尊重する
セラピスト自身も、自分の考えを偽らずに保つ
クライアントが「人生の目的」や「意味」をより深く考えられるようにする