ロジャーズ41 クライエントがセラピストの誠実性(congruence)を認識すること

ロジャーズ41 クライエントがセラピストの誠実性(congruence)を認識すること
セラピストが、クライエントに対して無条件の肯定的関心(unconditional positive regard)を持ち、
クライエントの内的な枠組み(internal frame of reference)の観点から、クライエントの言動を共感的に理解し(empathic understanding)、
それらの態度をクライエントとの関係の中で伝達することに成功した場合、
クライエントは、性格の組織化において建設的な変化を示す。
(Rogers, 1957, 1959b)

クライエントがセラピストを「偽りのある存在(ungenuine)」であると認識した場合、
クライエントは、セラピストが他の2つの条件(無条件の肯定的関心と共感的理解)を伝えていると感じることはない。

この仮説から導かれるのは、
「クライエントがセラピストの誠実性(congruence)を認識すること」が、
「効果的なセラピーのための必要かつ十分な条件の一つである」ということである。
(Watson, 1984, p. 19)

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