ロジャーズ49 主観的文脈へのアクセス

ロジャーズ49 主観的文脈へのアクセス
主観的文脈へのアクセスが乏しいクライエント
「こうした人々の多くは、自分を客観的な世界の一部として認識しています。もし主観的な側面を含む何かを説明するよう求められると、その人は、その出来事の客観的な側面を強調して話すでしょう。」
「ある男性は、亡くなった娘の命日に泣いたと話しました。しかし、彼に『泣いているとき、どんな気持ちでしたか?』と尋ねると、彼は『泣き止みたいと思っていました』と答えました。」
「クライエント中心療法の場面では、この人は『扱いにくいクライエント』と見なされるかもしれません(しかし、問題はクライエントにあるのではなく、『クライエントは主観的な世界について語るべきだ』というセラピストの非現実的な期待にあるのです)。」
「他の心理療法の文脈では、このクライエントは『防衛的』だと見なされるでしょう。しかし、ここでの分析では、彼は単に『内省的な主観世界を発達させてこなかった』と考えます。」(1995, p. 42)

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