脊柱管狭窄症や椎間板変性と言われるものがあって、
脊髄から末梢神経が出ていくとき、または入ってくるとき、
椎骨が変形していたりして、神経を物理的に圧迫して、運動症状や感覚症状が出る。
老化とか骨粗しょう症とか関係することも多く、簡単な治療はないようだ。
運がよければ、外科的に形を整えたり、補強の具材を入れたりして、圧迫を回避できることもあるが、
例えば、骨そのものが弱いとかなら、補強の金具などが逆に周囲を傷つけることもあるようだ。
考えたのだが、神経を圧迫している部分を見つけたら、その神経の周囲を囲むように、
コイルの様なものでもいいし、硬さのある網のようなものでもいいので、かぶせたらいいのではないか。
脊髄液が通りやすいようにして、清潔を保つ。
周囲に圧がかかったときに、周囲と一緒に変形する程度の硬度にしておく。そうでなければ周囲の骨や組織を傷つけてしまう。
そして回復力の強いものにする。容易に変形するが、12時間程度で元の形に戻る。
形状記憶素材を使ってもよい。
要するに神経の出口の骨の形が壊れて、圧迫されているわけだから、神経を丸く覆う材料で圧力から守ってやればいいのではないだろうか。
ーー
でもそうすると骨はますます壊れるだろう。しかしずっと痛いよりはましだろう。一時しのぎをしている間に、骨の補強を考えればいいように思う。それはもっと難しそうだけれど。