人混みが苦手ということの実体

人混みが苦手ということの実体

人混みが苦手という人は多い
品川駅は歩いている人が多いので苦手だという

細かく話を聞くと、
大勢の人と逆向きに歩くときが苦手
大勢の人と同じ向きに歩くのは平気
少数でも、逆向きに歩いている人の列に加わることができれば、そのほうが楽
パーソナルスペースを確保できないので息苦しくなる
満員電車はもちろん苦手

大勢の人が一つの方向に歩いている中を、逆向きに歩くとき、
相手の視線が気になることはない
むしろ、人々の熱気が耐え難い

こうして話を聞いてみると、要するに、
たとえばお祭りで裸で密集して汗を流すような場面とか
ラグビーで密集するとか
そのような場面の延長として、苦手と思っているところがあるらしい

確かに、それはそうだろうなと思う
パーソナルスペースが大事
人と密着してお祭り騒ぎのようなことをしたい人がいる一方で、それは苦しいという人がいる

他人の存在が圧力を持って迫ってくる
ということなのだろう
それを熱気と表現していた人がいた

他人の存在を強く感じるのは、たとえば匂いだろう
便の匂いとかおならの匂いは、パーソナルスペースと関係があって、
匂いのきつい人は他人を遠ざけることができて、
そのことで生存戦略に有利な場面もあるだろうとは思う
(しかしそれがマイナスにもなる。例えば、高齢になって介護を受けるとき、
便臭がきついと、介護の人に嫌悪される。他人に助けてもらうには、パーソナルスペースを
主張しないほうが有利である。)

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