大人が作り出していること

2024年11月、悲観的ニュースが多い。
特に若者。ということは、日本の未来。

いつまでも続く闇バイトニュース。
途中で話が違うと気付いたが、個人情報も握られていて、家族に危害を加えると脅されて、従ってしまった。
結果は、老人殺害に至っている。

スマホに一日中かじりついている子供。
親よりもネットに影響される子供。
親も知らない情報に常に接している子供。
繰り返し情報にさらされ次第に麻痺してゆく感覚。
親が説教すれば、「ネットで言っていた通りだ!」と理解して、さらにネットに依存する。
ネット世界に友達も指導者もいる。

これらの大半は大人の消極的現状肯定が原因だと思う。
スマホにかじりついていれば当然問題になる通信費。少しは安くなったが、いまだに高額で不合理である。ドコモ、AU、ソフトバンク、いずれの会社の職員も、「あの料金体系は自分にも説明できない」と語る。
いじめの温床となっていることも、どうしようもできないでいる。
大人が金儲けのためと倫理を麻痺させて、子供からむしり取る世界。

ゲームは依存性が高く、課金に応じていれば高額支払いになる。そのことを社会としてコントロールできていない。

教育の荒廃。
教育も、理想とは大幅にずれているが、それを訂正しようとする社会的圧力はない。
教育の課題は常に先送りである。教師は問題に気付いているが、小学校は中学校に、中学校は高校に、高校は大学に、先送りしている。会社に就職して、上司が困惑する。

大人の社会は、法律を逸脱しなければ何も文句はつけないとこになっている。刑務所の内側に落ちないように、すれすれのところ、境界の壁の上を巧みに歩く人が巨万の富を得る。
この綱渡りを最初に実行して利益を上げた者が社会のリーダーとなる。ときどき塀の内側に落ちて話題になる。しかしまだ塀から落ちていない者も、やっていることはほぼ変わらない。

子供をだまして金を取る、このようなことしか大人はできないのだろうか。

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