共感(Empathy)

治療場面で、こんなにも共感(Empathy)が強調される。それくらい普段の人間関係の中では少ないものなのだろう。
また逆に、共感(Empathy)がそれほど有効なのはなぜだろうかと思う。
人間の脳は、「つながる」ことが前提なのだろう。知識も感情も、他の脳とつながった状態で、健全に作動するのだろう。
孤独な脳は、多分、進化の過程では前提とされていない。
しかし最近では文明が発達し、ある程度孤独な生活も可能になっていて、その快適さを感じている人も多い。
共感は欲しいが、誤解は迷惑であり、接触が増えれば誤解も増えるし、忍耐も必要と考えるのだろう。
たぶん、共感(Empathy)が得られたと感じる場合の幾分かは、誤解だろう。

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