実存メモ83
自由の大きな要素の1つは「責任(responsibility)」です。
サルトル(Sartre)は、責任を「自分の人生の著者であること」と同じ意味だと考えました。
つまり、「責任がある」ということは、「自分の人生を自分で作っている」ということです。
実存療法では、患者自身が「自分の苦しみの原因を作っている」と認識することを重視します。

遺伝が悪い
運が悪い
周囲の人が自分を虐待・無視する
実は、こうした理由で不幸になるわけではありません。
考え方ひとつです。ウサギに見えるか、アヒルに見えるか、それは切り替えが可能です。り
自分が自分の状況を作り出していると気づかなければ、変わるための意欲も生まれません。