荒々しくて獰猛で貪欲な人よ
あなたは
柔らかくて壊れやすくて優しい人の心を
踏みにじり、踏み台にして、搾取して、生きてきた
あなたは
人と人の心の交流をして生きてきたのではなく
他人と金銭と法律をやり取りして生きてきた
いじめて優位に立ち、人が困る顔を見て喜んできた
あなたは
他人が壊れるまで自己主張して自己利益を最大化する
他人が傷ついても、それは本人が弱かったからだと批評する
（いじめられる側にも理由があるなどと言う）
過去に反省はないから、今もそうだ
これからも、そうだろう、人の心の痛みが分からない
あなたは
まじめで、よく生きようとする人の心に寄生して生きてきた
よく生きようとする大多数の人を犠牲にして生きてきた
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蟻の中にも、働かず、働き蟻に寄生する、一定割合のものがいるという
生き物というものはそういうものなのかもしれない
あなたの心の風景は想像しにくい
あなたがなぜ生きているのか全く想像しがたい
あなたは山ほどの自己弁護を用意している
暴力と多弁と過剰な攻撃性と、被害者面で生きてきた
都合のいい理屈が発射されるが、まとまりのない言葉は他人を困惑させる
血にまみれた自己中心主義
人をいじめることで自分の強さを確認する
他人はあなたとかかわりになったことを「被害だった」と思う
まるで地震か台風に見舞われたように思う
あなたは
荒々しい台風だ
人は、あなたが通り過ぎるのを待つしかない
あなたが次の獲物を見つけて喰らいつけば自分は助かる
人が自分を守るためにはそうするしかない
あなたは
そのような自分でいることにどうして耐えられるのだろう
想像が及ばない
優しい心の人はもっと連帯するしかない
獰猛な心に屈して、一刻も早く通り過ぎてくれたらと思うとき、
将来の被害者は子供たちか孫たちかもしれない
きっとそうだろう
この苦痛の連鎖を断ち切る決断が必要だ
