夢の中で昔の場面を回想する 夢の中の現在と回想場面は同じ生々しさ

夢を見て、場所は昔自分の住んでいた家。回想して、ある人がここを訪れた時の場面に移動する。少しして、またその人が亡くなってから後の時間に戻り、さっきのは回想だったと思い、そんな時間があったと感慨にふける。そして夢から覚めて、不思議な夢だったなと思う。

そもそも、その家に住んでいたことはない。今日の夢で初めて見た家だ。でも、意識としては、昔住んでいた懐かしい家である。

その家にある人が訪れて景色を見たりしている様子は、夢の中の回想だけれども、夢の中の現在と、回想とは、同じレベルの生々しさになっている。そして夢の中の現在に戻り、その後、目覚める。

どのくらいの時間がたっているのだろう。ほぼ一瞬のような気もする。しかし夢にうなされている人とか、夢を見て寝言を言っている人を見ると、一瞬とは言えない、数分から数十分の時間の幅のようだ。

夢とフラッシュバックの構造を比較する。フラッシュバックとほぼ同じような夢もある。しかし、フラッシュバックとは似ていない、時間展開のある夢もある。夢にも種類があるようだ。繰り返し見る夢は、フラッシュバックに近いものなのだろう。夢はじっくり上映するフラッシュバックの場合もある。

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