最近の労働者の管理と評価について、労働者にはますます厳しい労働環境になっていると観察される。
プロ野球選手で考えると、各人のチームへの貢献をきちんと評価できれば良いのであるが、それは難しいところもある。アメリカ野球でいろいろ試されているように数値化して評価するのは有効なのだろうが、それで全部ともいえない。
優勝するのが価値あることだとの考えもある。また、興行収入を価値あるものだとする考えもある。そうした価値と、ホームラン数とか、長打率とかの成績がどう関係するのか、難しいところがある。
あらかじめ評価基準を明確に示して、誰が作業しても、同じように評価されるのであれば、選手は、評価されるために何をすればよいのか分かりやすくなる。
イチローが、安打数を大切に考えたとして、自分の適性と評価体制とを考えて、良い作戦だったのだろうか。
イチローの打撃を改造しようとした指導者もいたわけだし。イチローはそのストレスからうまく抜け出すことができたけれども、才能のある選手が、うまくいかない例も多いわけだ。
優勝に貢献するという価値でいえば、数字で表現できない部分もあるだろうと思う。上司がアホだと行き止まりだ。