瞑想療法メモ 06 トランスパーソナル

瞑想療法メモ 06 トランスパーソナル

超個人的(トランスパーソナル)な体験の重要性
超個人的な体験とは?
「自分」という枠を超えて、人類全体や世界、宇宙とのつながりを感じる体験。
例:深い瞑想中に「自分がすべてと一体化している」と感じること。
ーー
これまでの西洋心理学では「前個人的(Prepersonal)」と「個人的(Personal)」な発達段階しか認められてこなかった。
そのため、「超個人的(Transpersonal)」な体験を誤解し、退行(成長の逆戻り)や病気と見なす間違いがあった。
例:
フロイト:「超個人的体験は幼児の無力感の現れにすぎない」
アルバート・エリス:「非合理的な思考の一例だ」

精神医学の古典的テキスト『精神医学の歴史』(1966年):「統合失調症の退行とヨガや禅の実践の間には明らかな類似点がある」

ケン・ウィルバー(1999年)の指摘
「前個人的な退行と超個人的な成長を同一視することは、表面的な理解しか持たない人にしかできない間違いである。」この誤解(プレ/トランスの誤謬)は、長年にわたって人間の可能性や瞑想的心理療法の価値を過小評価する原因となってきた。

●プレ/トランスの錯誤が重要。
●トランスパーソナルを語る人の一部は実際、フロイトの指摘するように、プレである。

タイトルとURLをコピーしました