カップルの会話のためのガイドライン
思考や感情を共有するためのスキル
- 自分の考えや気持ちを主観的に伝える
- 事実として断定的に話すのではなく、「私はこう感じる」「私はこう考える」と、自分の視点から伝える。
- パートナーの気持ちや考えを代弁せず、自分自身のことを話す。
- 感情を表現する
- 考えだけでなく、自分の感情や気持ちも伝えるようにする。
- パートナーについて話すときは、出来事ではなく相手への気持ちを伝える
- 例:「あなたが昨日帰りが遅かったことに対して、私は少し寂しいと感じた」
- ただ出来事を述べるのではなく、それに対して自分がどう感じたかを伝える。
- ネガティブな感情を表現するときは、ポジティブな感情も含める
- 例:「最近すれ違いが多くて寂しいけど、一緒にいる時間はとても楽しいとも感じている」
- できるだけ具体的に話す
- 曖昧な表現ではなく、「どんな感情を抱いたか」「何を考えたか」を明確に伝える。
- 「長すぎる話」をしない
- 1つのテーマについて話し、適度な長さで区切る。
- 途中で相手が返答できるようにし、長々と話し続けない。
- 伝え方に気を配る
- タイミングや言葉選びを考え、パートナーが防衛的にならずに聞けるようにする。
パートナーの話を聞くスキル
✅ 話を聞いている間の対応
- 相手の考えや感情を受け入れる態度を示す
- 相手がそう思うことは当然だと認める。
- 声のトーン、表情、姿勢で「ちゃんと聞いているよ」というサインを送る。
- 相手の立場になって考える
- 相手がどんな気持ちで話しているのかを想像する。
- その問題について、パートナーがどう感じているのか理解しようと努める。
✅ 相手が話し終わった後の対応
- 話の内容を要約し、繰り返して確認する(リフレクション)
- 例:「つまり、あなたは〇〇についてこう感じていて、△△が不安なんだね」
- 相手の気持ちや考えを正しく理解していることを伝える。
❌ リスナー(聞き手)のときにしてはいけないこと
- 質問をするのは「話の意味を確認する場合」のみにする。
- 自分の意見を言わない(相手が話し終わるまで待つ)。
- 相手の言葉を勝手に解釈したり、意味を変えない。
- 「こうすれば解決するよ」とすぐにアドバイスしない。
- 相手の意見を批判したり、評価しない。
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こちらは女性原理的でロジャーズ的な感じ。