カップルメモ7 セラピストが用いる「認知の修正方法」

セラピストが用いる「認知の修正方法」

(Epstein & Baucom, 2002)

方法説明
経験や論理を見直すその考えがどんな経験や論理に基づいているかを確認する
その考えのメリット・デメリットを比べるその考えが本当に役立つのか、問題を悪化させていないかを考える
最悪のケース・最良のケースを考える物事を客観的に見るために、両極端の可能性を検討する
教育的な情報を提供する読み物や講義を通じて、カップルが新しい考え方を学ぶ
「ダウンワード・アロー法」を使う「もしその考えが正しいとしたら、次にどうなる?」と考えを深めていく
過去のパターンを見つけるこれまでの関係や過去の恋愛で繰り返している思考パターンを探る
カップルのやりとりのサイクルを理解する二人の間で繰り返される行動パターンを整理し、気づきを得る

これらの方法は、大きく2つのアプローチに分けられる。

  1. ソクラテス式質問法(Socratic questioning)
    • 「なぜそう思うの?」「その考えを支える根拠は?」と質問しながら、本人に考え直させる方法
  2. ガイド付き発見(Guided discovery)
    • セラピストが新しい視点を示し、本人が気づきを得られるように導く方法
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