実存メモ24

実存メモ24
人生の意味は、自己を超越する活動に没頭することで生まれる

セラピストの役割は、そのような活動を妨げている障害を特定し、取り除く手助けをすること。

もし本当に「人生という川」に深く身を投じることができれば、「人生の意味とは何か?」という問い自体が消えていく。

→そうではないだろう。没頭することで、忘れられるだけだ。歳を取れば、もうすでに遅いと、諦める。それで人生は終わる。それ以上のことを望むのは、望みが高すぎる。没頭する何か、望んでいいのなら、健康的な何かが、見つかればよい。

人生はそれだけなのかと思えば、なにかちっぽけなものだと思えるかもしれないが、それは自分の人生をちっぽけなものだと認めるのがつらいからだろう。
誰でも、他人が、自分の人生がちっぽけでつらいと語っているのを聞けば、何を考え違いをしているのか、なぜ自分は特別だと思いたいのか、未熟な人間だと思うだろう。しかし、自分の人生について考えるときには、少しだけでも、特別だと思いたいものだ。思ってもいい、ただ、あまり強調しない程度にすることだ。

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