パラダイムチェンジと自意識・自由意志

(1)世界はどのように説明できるか。→物理学

(2)世界がそのように物理学的に説明できると人間の脳は考えている →認識論 ひいてはニューロンネットワーク

(3)「世界がそのように物理学的に説明できると人間の脳は考えている」と人間の脳は考えている。 →メタ認識論

(4)(3)は無限に続くと考えればよい結果は得られないが、数学でいう特異点のような場所、固有値とか固有ベクトルとかの話、を見つけ出せば、メタ認識論が無限に続くとしても、うまく収まることになる。無限に続くだろうけれども、結果は同じという具合になる。

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世界はどのように説明できるかと考えて物理学を考えた。この時、ニュートン力学は空間や時間を当然の前提として扱った。しかし二重スリット実験のように、古典物理学では説明できない現象が見つかった。この時、地動説と天動説のようなパラダイムチェンジが、空間・時間・測定・とびとびの状態についても生じて、パラダイムチェンジが起こった。
いずれも、それまで常識と思われていた事柄を前提とすれば、観測結果を説明できない(あるいは結果を簡潔に説明できない)ことが明らかとなり、地球は宇宙の中心で動かないとか、時間と空間はあらかじめ人間が想定していたような変動しないものであるとか、そのような常識を変更する方向に物理学は動いた。
ニューラルネットワークの理解にあたっては、たぶんそのようなことが起こるのだろうと思っている。我々が現在当然の前提として考えていることが否定されて、常識では受け入れがたいけれども、仕方なく思考を変更することになるのだろう。
何かの前提を変更しなければ、自意識の発生とか自由意志の問題とかを説明できないように思う。とはいっても、その時は、自意識とか自由意志とか、その概念を定義しなおすことと同時の作業になるだろうと思う。

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