情報通信の革命 人間の性格の変化

最近の短期間を回顧してみて、芸人のスキャンダル、芸能事務所のスキャンダル、大手放送局のスキャンダル、(ここまでは下半身スキャンダル)、地方公職者のある種の問題、政党のある種の問題など、世間の人を失望させるような事態が続々と出来している。
人間の精神が下落したのか。それはインターネットやSNSが関係しているのか。あるいは、いままで隠蔽されていたものが、明るみにさらされたものなのか。公平に見て、両方の面があると思われる。

情報通信の革命が根底にある。それによって、
1.人間のある種の特性が非常に大きく拡大された。その結果、あまりに目立つ結果をもたらした。堕落を見せられる一方でスターも登場する。しかしそのスターも短時間のうちに下半身スキャンダルに巻き込まれる。
2.今までならば権力は不都合な情報を操作できたが、それができなくなっている。
3.デジタルデバイド、メディア・リテラシーなどの問題が顕著になってきた。新自由主義により貧富の差が拡大した社会と言われているが、情報通信の革命により、各人の情報格差は非常に大きく拡大している。結果として、類似する人々の小集団の動きが社会問題と見える場合がある。活用できる側が、活用できない側を利用する。いままでは活用できる人同士で進化させてきた。最近は、進化した人が進化していない人から搾取する構造になっている。これまでの倫理は歯止めになっていない。
4.いじめも情報通信の革命を根底にしている。結果として、いじめは過酷になり、パワハラは淫靡に徹底的に変化してきている。人を殺してしまうまでいじめてしまう。
5.未熟な自己愛性人格障害が跋扈することは、この時代の典型である。

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