瞑想療法メモ 07 認知療法と瞑想

瞑想療法メモ 07 認知療法と瞑想

認知療法、論理療法、瞑想的心理療法の共通点

「思考」や「信念」が、心に強い影響を与えることを重視
人は誤った考えにとらわれやすく、それが現実と勘違いされる
こうした誤った思考は、心の歪みを生み、精神的な問題につながる

・各心理学での誤った思考の呼び方
アドラー 基本的な間違い(Basic Mistakes)
認知療法 認知の歪み(Cognitive Distortions)
論理療法(エリス) 非合理的信念(Irrational Beliefs)
アジアの瞑想的伝統 妄想(Delusion)

世界の伝統的な知恵も同じ考えを持っている

スーフィズム(イスラムの神秘主義)の詩人ルーミー:「君の思考は……苦しみながら君をあらゆる方向へ引きずる。」
ユダヤの知恵:「人の運命は、良くも悪くも、その人の心にある思考にかかっている。」
ガンジーの言葉:「あなたが考えることが、あなた自身になる。」
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認知療法と瞑想の違い

認知療法の強み
それぞれの精神疾患ごとに、特徴的な「思考の歪み」を特定できる。

瞑想的心理療法の強み
深い気づきによって、認知療法ではアクセスできないような「より深い思考の層」を発見し、修正できる。

瞑想者は、自分の思考やその影響を細かく観察できる。
深い瞑想によって、「害になる思考」を減らし、「有益な思考」を育てることができる。

認知療法では「一時的に思考を止める」ことは可能だが、瞑想者は長時間、思考を静めることができる。

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