瞑想療法メモ 21 高次の意識状態
「私たちが普段目覚めていると感じる意識は、数ある意識状態のうちのたった1つの特別な形にすぎない。
そのすぐそばには、薄い膜で隔てられたまったく異なる意識状態が無数に存在している。
私たちは、こうした意識の存在を知らずに一生を終えることもある。
しかし、適切な刺激が加わると、それらの意識は完全な形で立ち現れる。
宇宙全体を説明する理論は、これらの意識状態を無視していては不完全なものになる。」
(James, 1958, p. 298)
瞑想的心理学は、この考えを完全に支持します。
私たちの意識には、さまざまな状態があると考えます。
西洋心理学では未だ認識されていない意識状態もあり、瞑想を通じてそれらを体験し、発達させることができるとしています。
感覚の鋭さ、集中力、自己認識、感情や思考の働きは、意識の状態によって変化することが分かっています。
通常の意識状態よりも高度な意識状態(「高次の意識状態」)が存在するとされています。