瞑想療法メモ 32 日常生活の精神病理
日常生活の精神病理(サイコパソロジー)
フロイトはこれを「日常生活の精神病理」と呼びましたが、瞑想的な視点から見ると、これは心理的未熟さの表れと考えられます。
人間の発達は前慣習的(プリコンベンショナル)から慣習的(コンベンショナル)へと進みますが、
そこで成長が止まってしまい、本来の可能性に到達できていません。
そのため、心は本来の能力を十分に発揮できず、多くの有益な資質が発達しないままになっています。
逆に、不健康な特性が発達してしまいます。
不健康な要因
感情的要因 憎しみ(ヘイト)、嫉妬(エンヴィー)
動機的要因 依存(アディクション)、利己主義(セルフィッシュネス)
認知的歪み 思い上がり(コンシート)、無意識(マインドレスネス)
注意の問題 落ち着きのなさ(アジテーション)、気が散ること(ディストラクティビリティ)