瞑想療法メモ 63 脱同一化(Disidentification)

瞑想療法メモ 63 脱同一化(Disidentification)

脱同一化(Disidentification)

「脱同一化」とは、思考や感情、空想を客観的に観察し、それに巻き込まれなくなるプロセス。

同一化は、
例えば、「怖い」と思ったとき、それを意識的に観察しなければ、その思考を現実として信じ込んでしまう。
「怖い」という思考が、自分そのものになってしまう。
すると、脳や体が恐怖に反応し、その思考が「現実である」という錯覚を強める。
ーー
「脱同一化」が起こると?

「これは単なる思考にすぎない」と気づくことができる。
そうすると、恐怖の生理的反応(神経系のストレス反応)が起こらない。
思考に巻き込まれず、冷静に対処できるようになる。
これは一種の「自己催眠からの解放(Self-dehypnosis)」とも言える。
●しかしながら、気付くことなく、周囲と同じ自己催眠の中でまどろみ、一生を終わるのも、自然と言えば自然だろう。
●覚醒するのは反自然だともいえる。自然は、自己催眠を予定しているのではないだろうか。

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