瞑想療法メモ 77 「欲求」を観察し手放す
動機を変える:欲求の体験を探る
自分の体験や行動をはっきりと意識することは、それらを変えるためにとても大切です。しかし、何かに依存しているとき、私たちはたいてい、「何を手に入れようとしているのか」に意識を向けてしまい、「欲求そのものの体験」や、それが心にどんな影響を与えているのかについては考えません。
「欲求」とはどのようなものかをじっくり観察
自然に欲求が湧き上がるのを待つ
自分が強く執着しているもの(たとえば、お菓子やスマホなど)を思い浮かべる
欲求を感じたら、そのときしていることを一旦やめて、注意を欲求そのものに向けましょう。
その欲求はどのように感じるか?
どんな感情があるか?(ワクワク、イライラ、不安など)
体のどこにどんな感覚があるか?(緊張、ムズムズする感じなど)
どんな考えや思いが浮かぶか?
このように、欲求を「ただ感じる」ことに集中することで、無意識のまま欲求に従って行動してしまうのを防ぐことができます。これを続けると、欲求そのものを弱めたり、コントロールしやすくなったりするのです。
●「したい」と「ねばならない」と「依存」の関係を考える。
●欲求を手放す方法。