マインドフルネス03 「受容」と「変化」

マインドフルネス03 「受容」と「変化」

「受容」と「変化」

従来のCBTは、問題を特定し、その問題を解決するために「変化」を促すことを重視してきました。
しかし、どうしても変えられないことや、すぐには解決できない問題も存在します。

📌 なぜアクセプタンスが必要なのか?

変化を望んでいてもすぐに実現できない場合、変わらない現実に対してイライラしたり、苦しみが強くなったりします。
そのため、「変えられないものを受け入れる」ことが、苦しみを軽減し、前に進むための選択肢となります。

📊 変化と受容の関係

✅ 変化できる場合 問題に対処し、解決に向けて行動する
✅ 変化できない場合 その現実を受け入れ、苦しみを減らす
❌ 変化も受容もできない場合 状況にとらわれ、苦しみが続く(行き詰まり)

受容とマインドフルネスは、「変化できないものを受け入れる」という代替手段を提供し、苦しみを軽減します。
変化が難しい状況でも、受容を通じて「行き詰まり」から抜け出し、より柔軟な対応が可能になります。

ーー

神よ
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。

変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。

そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

ラインホールド・ニーバーの祈りの言葉。

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