実存メモ14
実存的孤独は、死を意識したときに最も強く感じる
死は常に一人で迎えるものであり、そのことが孤独を際立たせる。
「今、この瞬間、誰も私のことを考えていない」と気づいたとき、人は実存的な孤独に直面する。
普段の、日常生活では、そのような怖い現実はなるべく意識しないようにして生きている。そして何も解決しないままで、死んでいく。しかしまた、十分に意識したとして、良い解決に至るものとも思えない。疑似的な解決に至り、それを真実と思い込んでいることが多いだろう。
なんとつまらないことだろう。心が寂しい。
人間は、基本、群れていて、みんなと同じ方向に歩いているときが、一番安心できるのだろう。
孤独と死はつながっているが、弱い結合ではないか。