実存メモ49
死と向き合うことが、人生そのものに最も強い現実感を与える。
ドストエフスキーで、死刑直前に、刑を免除されて、生きることを許された話がある。
生きていることはありがたいと思ったそうだ。
しかし、そうであっても、毎日の日常を生きていれば、だんだん鈍感になっていき、現実感も、生々しさも、薄れてゆく。たまに旅行に行って、新鮮さを感じたりする。
人間の日常生活はピントがぼけているのであるが、だからこそ、平穏に生きられている。
実存メモ49
死と向き合うことが、人生そのものに最も強い現実感を与える。
ドストエフスキーで、死刑直前に、刑を免除されて、生きることを許された話がある。
生きていることはありがたいと思ったそうだ。
しかし、そうであっても、毎日の日常を生きていれば、だんだん鈍感になっていき、現実感も、生々しさも、薄れてゆく。たまに旅行に行って、新鮮さを感じたりする。
人間の日常生活はピントがぼけているのであるが、だからこそ、平穏に生きられている。